日本全国の空き家は800万戸を超えています。
総務省が発表した「住宅・土地統計調査」によりますと、平成30年の空き家件数は846万戸で、平成25年と比較すると26万戸(3.2%)の増加、空き家率は過去最高の13.6%となり、空き家問題が深刻化してきています。
また、空き家の立て方別住宅数の推移では、共同住宅の空き家数は平成20年まで急増し、それ以降は空き家の増加幅は縮小しているものの、平成30年の共同住宅の空き家件数は475万戸と、空き家件数846万戸のうち56.2%も占めています。
空き家の放置は法的リスクも…
空き家をそのまま放置していると、倒壊の危険性や衛生上の問題、治安問題や火災などのリスクのほか、老朽化による資産価値の低下するなどのリスクにつながる危険性もあります。
増え続ける空き家に対する初めての国策、「空き家対策特別措置法」が平成27年5月に完全施行されました。
これにより、空き家の放置が税金対策になる時代は終わり、空き家の放置は法的リスクを伴うようになりました。