『シャトー瓦屋苑』リノベーションプロジェクト KARAHORI PROJECT
三和都市開発×ゼロ工房設計室
コンセプト CONCEPT
空掘界隈には、戦前からの木造住宅が多く残っており、今も長屋・町家の形を保った昔ながらの『顔の見える』商売をしているお店が点在しています。
江戸末期、瓦屋町では瓦の材料となる良質な土が取れたことから『瓦屋さんの町』として栄え、採掘によって出来る大きな起伏を残したまま町が作られていきました。
そのため、町にはやや急な登り坂が点在し、歩くだけで歴史の足跡を感じることが出来ます。
ここ数年では、空いた長屋や町家を改装してオープンするカフェやレストラン、雑貨店など多く見られ、若者やアーティスト達が集う町となっていましたが、最近では町興しとなっていたアートイベントも無くなり、少し元気が無くなっているような雰囲気もあるようです。
そこで[シャト一瓦屋苑]を新しくリノベーションするにあたり、空掘らしい、地域のランドマークとなるようなビルを提案します。
“Dancing Skirt” と名付けた意匠壁は、まるで風になびいているような躍動感と大阪らしいエネルギーを表現した有機的・生命的なデザインに。 素材には、古来から瓦と同じくこの町で使われてきた銅板を使用しています。
歴史性と有機性、そしてアート性の高い町に呼応するような経年変化を楽しめる生命的なシンボルとなります。
その他、2階以上にも店舗やギャラリー・オフィスなどの可能性を検討し、活性化を模索します。
ただの古いビルから、人が集う『広場』のような場所を創り、空掘を『元気』にすることを目指します。
入居条件 RESIDENT
この場所を拠点に夢を叶えたい人
人々が集う場所を創造できる人
(面積:6.5坪~40坪程度のフロアを要相談)
具体的には、空堀町を拠点にものづくり等のアーティスト活動や、人と人を繋ぐ場所を創り、その空間を提供する人をイメージしております。